検定の仕組み
AI段位検定は、AIへの指示力を実技で測定するオンライン検定です。知識を問う選択式試験ではなく、 受検のたびにAIが生成する実技課題に回答し、AIが公開基準(ルーブリック)で採点します。 測定するのは「実力の級位」と「自己認識の精度」の2つです。このページでは測定方法をすべて公開します。
過去問が存在しない検定です
本検定は問題バンク(事前に作られた問題の蓄積)を持ちません。固定化された問題は必ず過去問化し、 暗記対策で無効化されるためです。固定しているのは課題テンプレートと採点基準だけで、 実際の問題文は受検のたびにAIが生成します。受検時に業種を入力すると、課題はあなたの仕事に即した内容になります。
- 生成された問題文はすべて保存され、監査・異議申立て・再現に使えます
- 問題が漏洩しても、次の受検者には別の問題が出るため漏洩自体が意味を持ちません
級位の基準(5級〜初段)
各級位は「何ができるか」で定義されています。上位ほど、AIとの反復的な協働を要する課題になります。
| 初段 | 生成コードのレビュー観点を自ら定義し、品質を担保できる |
| 1級 | AIを操縦して技術的成果物(コード・仕様)を完成まで導ける |
| 2級 | 業務プロセスをAIタスクに分解し、自動化の設計ができる |
| 3級 | AI出力の誤り・欠落を検知し、的確な修正指示が出せる |
| 4級 | 調査・分析タスクで、検証可能性を確保した指示設計ができる |
| 5級 | 曖昧な要望を、前提・制約・出力形式を備えた明確な指示に書き直せる |
採点方法 ── 3回採点し、中央値を確定スコアに
採点はAIがルーブリック(配点基準)に沿って行います。AIの採点は1回だけでは僅かなブレが生じ得るため、 正式検定では同じ回答を独立に3回採点し、その中央値を確定スコアとします。 採点の内訳(3回分すべて)は記録されており、異議申立ての際に検証できます。
| ライト検定 | 採点モデル: Claude Opus 4.8(1回採点) |
| 正式検定 | 採点モデル: Claude Fable 5(Anthropic最上位モデル)(3回採点の中央値) |
自己認識の精度(キャリブレーション)の測定
本検定の特徴は、各課題の回答前に「この課題で何点取れるか」を予想していただく点です。 予想点と実測点の差から、自己評価が実力とどれだけ一致しているか(キャリブレーション)を数値化します。 これは心理学でダニング=クルーガー効果として知られる「実力と自信のずれ」の測定です。
- 予想点は採点には一切影響しません。また一度提出した予想点は変更できません
- 数値(認識精度スコア 0〜100)は決定的な計算で算出し、AIには講評文の執筆だけを任せています
- 結果ページでは「過大評価」「過小評価」「良好」などの判定とあわせて表示します
上位課題は「AIの操縦」を実際に行います
プロンプト1回の提出では、実務のAI活用力の半分しか測れません。実務では (1) 出力の誤りに気づく → (2) 修正指示を出す → (3) 完成まで収束させる、の反復が本体だからです。 上位課題では画面内のAIと実際に対話し、成果物を完成まで導く実技を行います。 このAIは意図的に「先回りせず、曖昧な指示には曖昧に応える」よう設定されており、 指示の質がそのまま結果に表れます。対話ログ全体が採点対象です。
認定記録は公開URLで検証できます
正式検定の合格者には、認定レベル・認識精度・認定日を記載した認定記録を発行します。 認定記録のURLは公開の検証ページになっており、第三者(採用担当者・取引先など)が いつでも真正性を確認できます。
「AIに解かせる」不正については、AIをうまく使えること自体が試験内容であるため、その大部分が無効です。